食材&食べ方で10歳若返るフードアンチエイジング
「いつまでも若々しく健康でハツラツとしていたい…」それは、女性だけでなく男性にとっても永遠のテーマです。アンチエイジングや老化予防はいつの世も人々の興味を引きます。でも、正しいエイジングケア法や知識を知らない方はたくさんいらっしゃいますね。見た目はもちろん、体の中からもアンチエイジングができるよう、まずはアンチエイジングという言葉の意味を理解することが大切です。アンチエイジング=不老不死のようなイメージをもっている方もいるかと思いますが、けっしてそうではありません。アンチは反抗や抗体、エイジングは時間の経過や加齢という意味であり、アンチエイジングは日本語で「抗老化」、「抗加齢」と言うことばで示されています。また、アンチエイジング医学など医療として用いられることも多く、その定義として「元気で長寿を享受することを目指す論理的・実践的科学(日本抗加齢医学会ホームページより)」とされていて、最新の科学的知識をうまく使って、きれいで若々しく、健康に年を重ねることが期待できるということがアンチエイジングの本来の意味です。
食べ方、食べる順番で若々しい身体を維持する
食事はアンチエイジングの基礎と言えますが、なるべく1日3回決まった時間に食べるようにしましょう。特に朝食を抜くと低血糖の状態が続いてしまい、血糖を補うインスリン拮抗ホルモンが大量に分泌され、そのまま昼食を摂ると血糖値が急上昇し、血糖値を下げるためのインスリンが分泌されます。血糖値の激しいアップダウンこそ体調不良の一因になるのです。また、次の食事までの時間が長くなると血糖値が低い状態が続いて脳が強い飢餓感を感じ、食欲のコントロールができなくなり、ついドカ食いをして太りやすくなるのです。さらに、体温が低くなり、基礎代謝が低くなってしまうこともり。食事の間隔が空くと、脳出血や膵臓に負担がかかるなどのリスクを高めるという研究結果もあるため、朝食は必ず食べるようにしましょう。また、テレビを見ながら、スマホを操作しながらなどの「ながら食べ」は免疫力を低下させると言われています。ゆっくりリラックスして食事に集中して楽しむことが、アンチエイジングに繋がります。食べる順番も大切で、食物繊維を含んでいる野菜などを先に食べ、そのあとタンパク質の肉や魚、さらにそのあと炭水化物を摂るようにしましょう。こうすると炭水化物がゆっくりと消化・吸収され、血糖値が急激に上がるのが防げます。
偏りのない食事で腹八分目を守ること
また、バランスのよい食事はフードアンチエイジングの第一歩です。食事内容で気をつけたいことがいくつかありますが、まずは、食事内容の総エネルギー量が多くならないように気をつけたいもの。脂肪や炭水化物、塩分の摂りすぎに注意することで、高血圧、メタボリックシンドローム、肥満などの生活習慣病を未然に防ぐことができます。また、高齢になってからご飯やパン、麺類などの炭水化物を摂りすぎると、余った糖が体内のさまざまな細胞にくっついてしまい、細胞の糖化を引き起こします。この糖化こそが、健康寿命にあまりよくない作用をもたらすとされていて若々しい身体を維持できなくなる恐れがあります。バランスのいい食事で、タンパク質やビタミン、ミネラルなどを十分に摂り、炭水化物や脂肪の摂取を少なめにした腹八分目の量の食事が、アンチエイジング効果のある食事といえるのです。 ★記事提供:ウェルネスライフ
参考:Precious.jp 効果的なアンチエイジングとは?|食事法、美容ケア、生活習慣から運動・睡眠まで徹底解剖 Precious.jp