オメガ3含有の食品&サプリメントで関節痛を緩和します
関節痛とは、関節リウマチ(関節自体を包み守っている軟骨などが炎症を起こし、動かなくても痛む)、痛風、後遺症を含む外傷、変形性関節症などを原因として、関節に痛みを感じる症状をいいます。気温が低く湿度が高いと関節の痛みが強く出るため、気象と深い係わりを持っています。この関節痛は、関節軟骨を丈夫にする成分を日常的に取ることで、関節の変形を予防したり痛みを緩和したりすることが可能。関節軟骨と深い係りのあるコンドロイチンやグルコサミン、オメガ3脂肪酸などをたっぷり摂ることが大切です。コンドロイチンやグルコサミンはたんぱく質と一緒に結びついて分布しているため、肉や魚などの良質なたんぱく質を摂取することが大切です。関節痛は、冷えも大きな要因となるので、血行をよくして体を温めるしょうが・よもぎ・とうがらしなども積極的に摂りましょう。
オメガ3で慢性関節リウマチをケアしましょう
オメガ3は、私たちの体には欠かせない必須脂肪酸のひとつで、サバやイワシなど、青魚に多く含まれるDHAや、EPAと同じ脂肪酸として分類されています。最近はオメガ3の関節への有効性が認められ、慢性関節リウマチの症状を緩和するための自然療法に、オメガ3が注目されるようになりました。また、心臓血管疾患や炎症性の関節疾患リスク軽減、皮膚の健康増進効果もあるオメガ3は、厚生労働省が積極的に摂る栄養素として定めているほか、WHO世界保健機関でもその効果を認めるほど、優れた健康促進効果をもっています。関節への効果も明らかになっていて、関節リウマチの権威であるアメリカの医師による研究では、DHA・EPAといった魚の油を日々摂っていると、関節の腫れ、痛み、こわばりが緩和することが明らかになりました。ベルギーでは、オメガ3を1日あたり2,600mg摂っていると関節の痛みが減り、握力が強くなったというデータも報告されています。わが日本でも、消費者庁による食品の機能性評価でオメガ3は関節リウマチの緩和についてA評価を出しているため、関節による効果が期待できると言えるでしょう。
魚食とサプリメントのWパワーで関節痛を忘れる
毎月19日は「食育の日」ですが、やはり「旬」のものを食べることは、季節性の病気予防や体調管理につながると子供たちに伝えたいもの。関節に悩みを抱える方は、関節軟骨と深い係りのあるコンドロイチンやグルコサミン、オメガ3などを食事とサプリメントでたっぷり補いましょう。オメガ3は、魚や植物に含まれる不飽和脂肪酸で、体によい脂肪酸の代表格。関節痛の痛みを和らげる働きがあるが、酸化しやすい欠点があります。そのため体内で抗酸化物質のビタミンEが多く消費されるため、ビタミンEを一緒に取ると効果が高まります。 オメガ3を多く含む食品である、ウナギ、鮭、ブリ、サバ、イワシ、サンマ、マグロ、シソ油、亜麻仁油などを積極的に食事で摂り、同時に、ビタミンEを多く含む食材である大豆、胡麻、卵、ナッツ類、かぼちゃなどもプラスしましょう。さらに、血行をよくしてからだを温めるしょうが・よもぎ・とうがらしなども日常的に取りましょう。
しょうが:血液の循環をよくし身体を温め、関節痛の痛みを和らげます。
よもぎ:血行をよくし身体を温め、リウマチや冷え性などに効果があります。
とうがらし:身体全体の血行をよくし、鎮痛作用が関節痛やリウマチの痛みを緩和します。 ★記事提供:ウェルネスライフ
参考:お天気レシピ 関節痛を予防する栄養素と食べ物 お天気レシピ