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食べる美容液オメガ3で血管からアンチエイジング

食べる美容液オメガ3で血管からアンチエイジング

いつまでもハリのある弾力に富んだ素肌で若々しい美しさを保ちたい…。そのために「高価な美容液を買う前に、良質な油を摂るほうが重要!」と、最近は美的な意識が高くて年齢不詳な美しさを誇る女性ほど、口を揃えてそう言うのをご存知ですか? ただ「油って何か太りそうだし、逆に肌に悪そう」という考えが根強いのも事実です。一体どちらが正しいのでしょうか? 実は、どちらも間違ってはいないのですが、ポイントは「良質な油」であるという点なのです。もちろん、安くて質の悪い油は百害あって一利なしなので絶対に摂らない方がいいのですが、実は油の中でも美と健康のために絶対に欠かせないのがオメガ3です。美肌やアンチエイジング、脳や心の健康のために効果大と言われますが、何となく体にいいとは知っていても、どうして健康にいいのか、なぜ美容家たちにも注目されているのかご存知の方は少ないかも? 実はこのオメガ3は体のあらゆる部分の潤滑油として重要な役割を果たすにも関わらず、現在は食生活の変化から摂ることが難しくなっている成分なのです。不足すれば体のあらゆる不調を引き起こし、きちんと摂取すれば体中をスムーズに動かしてくれるオメガ3。そんなオメガ3が肌に対して高価な美容液以上の効果をもたらしてくれるのかを検証してみましょう。

細胞からうるおいを与えて肌のカサつきを防ぐ

オメガ3を含む必須脂肪酸とは、人体の中では合成できないため、必ず食物やクリルキング等のサプリメントで摂取しなければなりません。しかも必須脂肪酸は、すべての細胞膜の原料となる大変重要な成分です。細胞は、そもそも細胞膜を通して栄養を取り入れたり、老廃物を外に出したりするのですが、オメガ3が足りないと細胞膜が固くなりその循環が悪くなります。つまりオメガ3が不足すると細胞の活動が妨げられ、栄養が届かず、老廃物が溜まってしまうため、細胞はしなやかさを損ない劣化を招いてしまうのです。もちろんすべての生物は細胞でできているため全身に影響を及ぼします。だから、オメガ3が不足すると「見える臓器」と呼ばれる皮膚にその影響が表れるというワケ。ニキビができたり、乾燥してカサカサしたり、ひび割れが起こる場合は、まずオメガ3不足を疑ってみてください。

血液の流れを良くしてセラミドの原料になる

オメガ3のひとつであるEPAは、血小板が固まるのを防いで血栓や動脈硬化が起こるのを防ぐ働きがあります。同じくDHAには、血管を柔軟にしたり、毛細血管の血流を良くしたりする効果があります。どちらもが、血管の弾力性を高め、血流をよくする働きがあり、栄養素を隅々まで行き渡らせ、酸素を運んで老廃物を素早く取り除く血流を良くすることはアンチエイジングに欠かせません。さらに、オメガ3は美肌の成分セラミドの原料となり、乾燥から守って角層細胞同士の隙間を満たし、水分をつなぎ止める役割を果たします。充分なセラミドで満たされた肌は、肌表面が潤い、キメが整って、バリア機能も高く肌荒れしにくくなっています。ところがセラミドが不足すると肌はカサつき、荒れやすくなります。つまり、若々しく潤った肌のためにはセラミドが十分に作られることが重要なのです。また、オメガ3には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の排出を促してくれる効果があります。腸内環境は肌のための重要な要素です。腸内環境の美しさがアンチエイジングの基本となるためオメガ3で腸から肌老化を防いでしまいましょう。

参考:美肌の引き出し 体の潤滑油オメガ3のパワー。お肌も細胞もしなやかに美しく! 美肌の引き出し

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