乾燥の季節だってアスタキサンチンでアンチエイジング!
もともと白身なのに身が赤い鮭。その赤い色の正体はアスタキサンチンというカロテノイド群の天然色素です。この色素を多く含むプランクトン、藻、海老やカニの幼生を食べることで身が赤くなり、トマトのリコピン、人参のβカロテンを超える抗酸化力を持つアスタキサンチンはスーパー成分なのです。その抗酸化力はビタミンEの1000倍、ビタミンCの6000倍とも言われていて、血管、肌、脳のサビ(老化)の原因となる活性酵素を除去する作用があり、発ガンを抑える働き、白内障の予防や改善、動脈硬化の予防、認知症の予防、心臓病の予防、糖尿病の予防、眼精疲労の解消、免疫力低下の抑制など、さまざまなアンチエイジング効果があることが明らかになっています。だからこそ鮭は最強の若返り食材という注目の食品なのです。もちろん、アスタキサンチンの抗酸化作用は美肌・美白にも効果を発揮。強力な抗酸化作用によって活性酸素を取り除き、皮膚のコラーゲンやエラスチンなどを守って、光老化を遅らせることが期待できます。保水効果もあると言われていて、乾燥肌の予防や改善にも役立つと考えられ、シワ予防・解消の成分としてさまざまな化粧品に配合されています。また、クリルキング等のサプリメントも人気です。
鮭はビタミンDをはじめ栄養が詰まった食べる美容液
特筆したいのは鮭は良質のたんぱく質が豊富であること。鮭のたんぱく質のアミノ酸スコアは100点満点、消化吸収率も99%で、肉類に劣らないたんぱく源でありながら牛肉や豚肉に比べてカロリーは6割と言う低脂肪高たんぱくの見本のような食材なのです。さらに驚くのは「骨のビタミン」と言われ、カルシウムの吸収を助ける働きがあるビタミンDのずば抜けた含有量。新陳代謝の活性化、筋肉の増強には欠かせない栄養素です。またガンのリスク抑制(大腸ガンの発症リスクの抑制、乳ガンの進行防止、前立腺ガンや結腸ガン細胞の増殖抑制など)の効果も報告されています。鮭の切身1切れで、ビタミンDの1日の目安量をクリアでき、オメガ3系脂肪酸のDHA・EPAも豊富に含まれています。DHAは脳神経の発達をサポートするため、記憶力や学習能力を高める効果も期待できます。EPAは血液をサラサラにする働きがあり、脳血栓や心筋梗塞の予防、血中コレステロールや血圧、血糖値を抑制する効果があり、血管の若返りにも役立ちます。
スーパーフード鮭で食べるスキンケア開始
朝食のおかずやおにぎりの具としても定番の鮭。古くは奈良時代から漁が行われ、平安時代には儀式に使う献上品として朝廷に納められるなど、日本人は鮭が大好きなのだということがわかりますが、そんな歴史ある食材に美容に良い成分が隠されていることも驚きです。お寿司のブームをきっかけにヘルシーフードとして注目されているサーモンは、正式にはトラウトサーモンと言いますが、トラウトとはマスのことで、トラウトサーモンはニジマスなどと同じ淡水魚に分類されます。お寿司屋さんでサーモンを頼んだ時に出てくるのは、このトラウトサーモンです。そして鮭にも、淡いオレンジ色の身の「白鮭」(日本で一般的に獲れる鮭)、オレンジ色の「銀鮭」(主にチリ産、または養殖)、濃い紅色で肉厚な「紅鮭」という3種類があります。スーパーなどでよく見かける塩鮭は「白鮭」か「銀鮭」、秋に出回る一般的な秋鮭は「白鮭」です。「紅鮭」は他の鮭に比べ、かなり高価ですが、アスタキサンチンの含有量で比較すると、紅鮭 > 銀鮭 > サーモン > 白鮭 となります。アスタキサンチンは赤色の色素ですので、色味が鮮やかで身がしっかりと固そうなものを選ぶことをオススメします。
参考:KIRANAHLIFE アスタキサンチンで乾燥肌解消!若返り食材・鮭の美肌レシピ KIRANAHLIFE