肌荒れは食べる油の質を変えることで解消できます!
桜の便りも届き、待ちに待った春が訪れ、いよいよ薄着のシーズンになるとどうしても気になるのが素肌ですね。というのも、春から夏へという季節には、やはり女性らしい薄手の素材や、白やパステルカラーなど淡い色のファッションを楽しむ機会が増えるものです。そんな薄手のシャツや半袖のワンピースを着こなすためにも、素肌がキレイかそうでないかで印象が大きく違ってしまうもの…。内側から輝くような透明感のあるツヤ肌さえ手に入れれば、あれこれアクセサリーを重ねづけしなくても堂々とシンプルで美しい印象が与えられて憧れます。とはいえ、忙しい毎日のなか、どうしてもお手入れが行き届かず肌荒れやくすみ、ひじやひざの黒ずみやカサつきに悩まされることも多い季節。「身体のニキビがなかなか治らない…」「プツプツをなくしてなめらかにしたい…」など、そのトラブルの原因もさまざまですが、まずは、ふだん口にしている油の質に注目してみるのもよさそうです。
細胞膜をしなやかにしてくれる油を選ぶ
私たちの細胞ひとつひとつを包む細胞膜。実は、この大切な膜は脂質でできているのです。もちろん、肌細胞もこの膜で覆われていて、その膜の供給源は食事です。ですから、食べたものに入っている油分で肌細胞の膜は作られていると言えるのです。食べる油には、種類としてオメガ3系に属する脂肪酸があり、細胞膜自体をしなやかにしながら、さまざまな物質をスムーズに細胞の内外に運ぶ効果を担っています。さらに、皮膚や身体の炎症を抑える働きも持っていますが、逆にこの炎症を促してしまうのがオメガ6系に属する脂肪酸で、炎症が血管で起これば動脈硬化に、肌で起これば肌荒れなどに繋がるのです。また、オメガ3系脂肪酸を多く含む食材にはサーモンやイワシ、サバなどの魚のクリルオイル、エゴマオイル、アマニオイルなどがあり、オメガ6系脂肪酸が多いのは大豆油、コーン油、紅花油といった植物油です。どちらも身体にとって大切なものですが、気になるのがそのバランスで、現代の食生活では植物油は日ごろから口にする機会が多いのですが、魚を食べる機会は少なめです。特に外食が多く、揚げ物やスナック菓子などをよく食べる人はオメガ6が多めになってニキビ等の肌荒れが起こりやすくなるのです。
クリルオイルやエゴマ&アマニオイルで肌を丈夫に!
肌細胞の膜の油を炎症を防いでくれるオメガ3系で包みたいなら迷わず魚を食べること。手軽にサバ缶を食べることも、肌の材料であるタンパク質もとれて一石二鳥です。また『クリルキング』等のサプリメントを利用するのもオススメで、同時にアマニオイルやエゴマオイルを積極的に摂ることも大切で、こちらはサラダのドレッシングや南蛮漬けなど、酸味のあるものと相性がいいようです。ただし、オメガ3系脂肪酸は劣化しやすいので、古いものをとっていると身体の酸化に繋がるのでご用心。遮光ビンに入った小サイズのものを買い求め、つねにフレッシュなものを使用しましょう。加熱にも弱いので、必ず生で摂ることも忘れずに。2週間ほど続けると、細胞膜がしなやかに変わってくるのが実感できますが、特に脳細胞は脂質が多いため、膜の油が置き換わると、何となく頭のキレがよくなるのにも気づくはずです。カサつきがちだった肌がツルンとしてきたり、ニキビができにくくなったり、実感できるとさらに楽しく続けていくことができますね。さまざまなイベントも多いシーズンですので、薄着の前に意識してみましょう。 ★記事提供:ウェルネスライフ
参考:MYLOHAS 食べる脂の質を変えて、肌荒れ知らずのツヤ肌に【ポジティブ栄養学】 MYLOHAS