食事と細胞の関係とは
皆さんにとっての食事とは何でしょうか?
●空腹を満たすため
●友人とのおしゃべりを楽しむため
●ストレス解消のため
●身体に必要な栄養補給のため
人によって様々な目的があると思いますが、食事の大事な役割はやはり、栄養を摂るということです。毎日決められた時間にバランスのよい食事をすること。それが理想ですが、実際は仕事や家事に追われて、食事の時間や、栄養バランスも不規則になっている方が多いのではないでしょうか?
私たちの体は約数十兆個の細胞でできているといわれています。 それらが日夜細胞分裂を繰り返したり、入れ替わったりしながら今のわたしたちを作っています。それらの材料は食事として摂り入れた栄養素そのものです。食事は口から摂取し、胃・小腸で分解・吸収されて、血管を通して全身を巡り、やがて細胞の基となります。細胞にも寿命があり、私達が生まれた時に身体を作っていた細胞は もう存在しません。日々食事によって細胞は生まれ変わりを繰り返しているとも言えますね。
たくさんの細胞のうち、例えば、肌細胞の再生サイクルは約28日といわれていますが、ほかの器官や組織もそれぞれに応じたサイクルがあります。今日食べた食事が明日の朝、すぐに新しい肌細胞となっていく。そんなに単純でスピーディーなサイクルではありませんが、まちがいなく、わたしたちの身体は今まで食べてきた食事によって出来ているのです。
カラダにいい食事とは
ではどんな食事が良いのでしょうか? 身体に良い食べ物としてすぐに思い浮かぶのはきっと野菜だと思います。 ただ、毎日野菜中心の生活って中々実践できませんよね? きっと多くの人がそう思っていることかと思います。そして野菜だけでは必要な栄養素を全て摂ることはできません。大切なのはバランスなのです。
だからこそ、人間の身体は中々野菜だけで満足できるようにできていないのかもしれません。 すべての栄養素がそれ単体では、期待されている機能を果たせないといわれています。だから、特定の成分を含む食事ばかりを摂っても思った程の実感を感じられないといった場面は少なくないかと思います。
栄養素の多くは、その働きを助ける別の栄養素、例えばビタミンやミネラルと一緒に摂取することで効果を発揮することができます。なんだか人間同士の助け合いみたいですよね? 食事は、一口ひとくちが、身体やお肌を作るということを忘れずに、おいしいものをバランス良く食べることが重要です。