驚くべきは“ししゃも”の栄養価の高さと健康効果! PART 1
ご存知のように、ししゃもは頭からしっぽまで丸ごと食べられる魚なので、その栄養価も健康効果も高いと言われています。クリルオイル同様にDHA・EPA、カルシウムなど栄養素がたくさん含まれています。漢字では「柳葉魚」と書きますが、ししゃもにはカルシウム、マグネシウムどちらも含まれていて歯や骨の強化に最適な食材です。カルシウムの摂取量が不足すると、血液等の軟組織が不足しないように、骨の中のカルシウムが溶けだし骨粗鬆症になりやすくなります。また、カルシウムの吸収は、リンの過剰摂取で疎外されやすくなります。このリンは加工食品などに多く含まれていて、現代人の食生活ではカルシウムとリンのバランスが崩れやすくなっており、意識して摂取しなければいけません。ただし、カルシウムは体内への吸収率が低いので、他の食材と合わせて吸収率を高める工夫が必要です。しかも、ししゃもの健康効果はそれだけではないのです。
これが知られざる“ししゃも”の効果効能
●血液サラサラ効果
クリルオイルを代表として魚介類の脂には、DHA・EPAという脂肪酸が多く含まれています。DHA・EPAには、血液をサラサラにして、コレステロールや中性脂肪を下げる効果があるといわれ、生活習慣病予防に効果的な、注目すべき成分です。なお、DHAは、魚の目に多く含まれています。ししゃもの場合は、丸ごと目まで食べられるのでDHAをムダなく摂ることが可能です。また、悪玉コレステロール、中性脂肪を減らして血液をサラサラにし、動脈硬化、高血圧を予防します。さらに鉄を含み、貧血の防止の効果もあります。
●美容・アンチエイジング効果
子持ちししゃもの卵には、コラーゲンがたっぷり詰まっていて、強い抗酸化作用をもつセレンも多く、老化の原因となる活性酸素を取り除いてくれます。カロリーも低いので、美容・アンチエイジングにおすすめです。さらに、ビタミンE、ビタミンB2、ナイアシンが含まれていて、ビタミンEは、その抗酸化作用から細胞の老化の防止作用がありアンチエイジングが期待できます。また、ビタミンB2は糖質・たんぱく質・脂質の代謝に関与し、細胞の再生やエネルギーの生成を促進するため美肌効果があり、ナイアシンが不足すると肌荒れの原因となります。
●アレルギー症状の緩和
ししゃものEPA・DHAはアレルギーを促進する酵素を阻害。アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそくなどのアレルギー症状の緩和に効果があり、慢性気管支炎の改善にも期待できます。
●アルツハイマー型認知症の予防効果
EPA・DHAを投与することで、計算や、判断力といった認知機能の改善が見られたという研究報告があり。アルツハイマー型認知症は脳の神経細胞が死滅して委縮する病気ですが、DHAは神経細胞を修復する作用があり、残りの神経細胞の働きをサポートします。
●記憶力、学習能力、判断力の向上
ししゃものDHAは脳を構成する脳細胞の膜に存在し、記憶や学習にかかわる海馬に多く存在しています。海馬のDHA量が多いほど頭が良いと言われて、脳の栄養素とされています。脳には血液脳関門というものがあり、外部からの有害物質の侵入を防ぐようになっていますが、DHAは通過することが可能で神経伝達物質の量を増やし、情報伝達の能力を向上します。また、神経細胞の発育を活性化させ記憶、学習能力が向上するため成長期の子供に与えると学習能力、集中力の向上につながります。『クリルキング』に併用して、ししゃもを常備菜にしませんか? ★記事提供:ウェルネスライフ
参考:SPORTS BULL 驚くべき「ししゃも」の効果効能 SPORTS BULL