マグロ以外の“トロ”がブームを起こしています!
ほとんどの日本人はマグロの“トロ”は、脂が乗って美味しいと大好きですね。そんな“トロ”をネーミングにしたマグロ以外の魚が、近頃高級スーパーの店頭に並んでいてちょっとしたブームを起こしています。“トロ”といえばマグロが本家本元。でも、最近マグロ以外にもトロを名乗る魚や肉が急増しているのをご存知ですか? 寿司屋などですでにお馴染みのトロサーモンはもちろん、トロカツオ、トロアジ、トロしめサバ、トロニシンなどが人気を博しています。しかも、トントロ(豚のトロ)、牛トロステーキ、牛トロ燻製、トロ馬刺しなど今や肉類まで数十種類になります。価格は国産の近海物より安価で値頃感もあるのが特徴で、多分商品化した業者は、”トロ”といえば高級で脂が乗っているとイメージしてもらえるし、マグロ以外にも認知度の向上を消費者に向けて狙ったと思われます。
“トロ”ブームでよりDHA補給に励みましょう
すでに『クリルキング』の効果でも何度か解説しているように、DHAを豊富に含んでいるのはお魚です。ただしお魚の種類によってDHAの含有量には大きな差があり、魚油に含まれているので、当然、脂たっぷりのこってりした“トロ”がおすすめです。しかも、DHAが多いのはイワシやサバ、アジなどのいわゆる青みの魚(青魚)です。また、マグロなら霜降りの“トロ”の部分に多く含まれているのです。さらに、カブト煮などで食べる目の裏のゼリー状の部分(眼窩脂肪)には、最も多くのDHAが含まれていますが、旬の脂の乗ったものがオススメ。このブームにDHAを補給しましょう。
DHA摂取に意外とオススメなのが缶詰
理想的なDHAの摂取量として、一日に1g~1.5gとされています。この量は、焼き物でサンマなら約1尾、小型のイワシなら約2尾です。刺し身なら、マグロの“トロ”で2~3切れ、ブリで4~5切れになります。あるいは、マグロ以外の“トロ”で脂肪の多い魚200~300gを週に3回程度食べるのもいいでしょう。さらに、手軽に摂取できる加工食品としては魚の缶詰が最高。中でも、「さば水煮」「さば味噌煮」「さんま蒲焼」「いわし味付」などは、原料そのものにDHAが多く含まれていますし、缶汁の中にもDHAがたくさん含まれているので、調理方法を工夫して捨てずに利用するようにしたいものです。また、DHAやEPAを摂取するには、魚介類から摂取する方法と、市販されているサプリメントで摂取する方法があります。食事により魚介類から摂るには、油を多く含むいわゆる青魚などから摂取することが必要ですが、特に刺身など生食により、効率よく摂取することができます。一方、調理法によっては、その含有量が変わってしまうことがあります。煮炊きでは出汁に、揚げ物にすると揚げ油に、焼き魚の場合は油分が外に逃げてしまうことがあるため、上手に利用する調理法が必要になります。また、魚が苦手な人や魚を食べる機会が少ない人などは、『クリルキング』等のサプリメントで摂取するのがオススメ。DHAとEPAを魚油系のサプリメントで摂取しても、それが油の過剰摂取につながることはほとんどなく、n-3系脂肪酸の摂取目安量は1日当たり約2g程度です。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)をもとに脂質摂取量の目標量を算出すると、年齢や性別、身体活動レベルで異なりますが成人で1日当たり49~64gとなります。そのため、サプリメントで摂取した場合でも、油の取りすぎの心配はご無用です。 ★記事提供:ウェルネスライフ
参考:黒門魚丸 トロをネーミングした商品が急増 黒門魚丸
参考:MARUHA NICHIRO DHAを含む食材 MARUHA NICHIRO
参考:DHA・EPA協議会 Q&A DHA・EPA協議会