青魚に多く含まれる健康成分DHA・EPAって
実はカラダにとって脂肪はとても大事な栄養素
脂肪と聞くと身体に悪そうなイメージを持たれるかも知れません。しかし、青魚に含まれるDHA、EPAは、不飽和脂肪酸と言って、固まりにくく、血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液の循環をよくする効果があり、動脈硬化・心臓病・がんの予防、脳の働きを維持する作用があることが知られています。
また、脳の働きを活性化する働きもあるので、脳卒中や認知症の予防効果が期待されています。 特にDHAやEPAは不飽和脂肪酸の中でも多価不飽和脂肪酸とも呼ばれ、その働きが強いことが知られています。
その他にも乾燥肌・アトピー性皮膚炎の改善、視力の向上などをもたらすことが知られており、EPAは北極圏に住むイヌイット(エスキモー)の人たちが野菜の摂取が少ないにもかかわらず健康な人が多いことに着目したことが注目のきっかけとなりました。イヌイットの人々は青魚を主食とするアザラシなどをたくさん食べていることでEPAを他の地域の人よりも多く摂ることが出来、それによって心筋梗塞などがヨーロッパの人たちよりも少ないという研究結果が発表されました。
DHAやEPAを摂取するには、魚介類から摂取する方法と、市販されているサプリメントで摂取する方法の2つがあります。 魚介類から得るには、油を多く含むいわゆる青魚などから摂取することが必要ですが、特に刺身など生食により、効率よく摂取することができます(マグロトロで2~5切れ、ハマチで3~5切れ)。
しかも、調理法によっては、その含有量が変わってしまうことがあります。煮炊きでは出汁に、揚げ物にすると揚げ油に、焼き魚の場合は油分が外に逃げてしまうため、これらをうまく利用した調理法が必要になります。 しかし、毎日青魚を食事で摂り入れるのは大変ですね。 また小骨やにおい、味などで魚を好きではない人も少なくないと言われています。
そんな場合にはサプリメントで摂取するのも一つの方法ですので、ぜひ自分にあったサプリメントを探してみてくださいね。