悩みのタネである月経前症候群を食材で克服する
生理前3~10日間くらい続く精神的&身体的な症状で、月経開始とともに痛み等が軽くなったり消え去ったりするものを月経前症候群(PMS)と言います。残念なことに引き起こす原因ははっきりとはわかっていませんが、女性ホルモンの変動が深く関わっていると考えられています。さらに、この月経前症候群(PMS)が悩みの種となるには理由があり、むくみ、頭痛、気分のムラ等があなたを襲います。この全部が当てはまらなくても、一つでもなにか思い当たる症状があればそれだけで一日が台無しになってしまうように感じませんか。しかし、実はそんな嫌な症状を和らげてくれるような食材で、しかも栄養豊富であり食欲をも満たしてくれるものがたくさんあることを知っていますか? さあ、自然の力で食欲と月経前症候群(PMS)の克服をスタートしましょう!
薬に頼らずこのベストフードで憂鬱な月経前を乗り切る
●ブロッコリー、芽キャベツ、アーティチョーク
食物繊維の多い野菜は生理前のむくみを解消してくれます。野菜にたっぷりと含まれた水分が、身体の中の流通を助けてくれ、同時に溜まったガスや膨満感をなくしてくれるのです。また、塩分やナトリウムの多い食品はむくみやすいので避けましょう。
●小麦、キヌア、ポップコーン
些細なことでもイライラしがちな生理前…。気分を晴らす効果のあるホルモン、セロトニンが含まれる複合炭水化物で短気になりがちな気持ちを改善しましょう。さらに、複合炭水化物は、ゆっくりと時間をかけて安定したエネルギーになるので、食後にまたおなかがすいてしまうということも解消されます。
●サーモン、卵、チアシード
毎月の生理のときに沈みがちなときは、食物やサプリメントでオメガ3脂肪酸を取り入れましょう。さまざまな研究からオメガ3脂肪酸は抗うつ剤のような強力な働きをするということがわかっています。多く含むサーモンや、卵、チアシードがオススメです。
●バナナ
生理の直前は睡眠が乱れやすく、睡眠不足から生理痛に弱くなることが知られています。夜に分泌され、睡眠を助けるホルモンであるメラトニンを多く含むバナナを食べてから寝るようにしましょう。
●赤身の牛肉、七面鳥、鶏肉
無性に無気力になったときは、牛肉の赤身に含まれるビタミンB12がオススメ。エネルギーに変わり、気持ちをパッと明るくするのに有効です。さらに、肉のタンパク質は気持ちをピーンと張った状態に保ってくれます。
●ケール、ホウレン草、ロメインレタス
ホルモンの乱れによるニキビは月経前症候群(PMS)の副作用のうちのもっともイヤなものです。そんなときは、ビタミンAが豊富な緑の葉物を食べるようにしましょう。脂溶性のビタミンAは、肌の乾燥を防いで紫外線をブロックしてくれます。
●カボチャの種
生理前や生理中に頭痛に悩まされる場合はマグネシウム豊富なカボチャの種が助けてくれるかも。マグネシウムには血管をリラックスさせ、頭痛を和らげてくれる栄養素が含まれています。
参考:Women’sHealth 月経前症候群(PMS)をやわらげてくれるおすすめ食材って? HEALTH PASS