ロコモティブシンドロームを知っていますか?
膝が痛い肩があがらないという関節痛は、実はそれだけでは終わりません。もっと大きな問題の引き金となってしまうことがあります。その大きな問題がロコモティブシンドロームです。
皆さんはこのロコモティブシンドロームという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?最近整形外科のお医者さんたちが広めようとしている言葉で、日本語では運動器症候群と言います。
運動器というのもなじみのない言葉ですが、からだを動かすことに関わっている骨や筋肉、関節、神経などのを事をまとめて運動器と言います。
骨や筋肉、関節、神経はそれぞれが緊密に関連していて、どれかひとつが悪くても体をうまくうごかすことができなくなってしまいます。もちろん骨と関節、筋肉と神経などの複数のものが悪くなっても、やはりからだを動かす事が出来なくなります。
これまでの我が国の医療では、骨なら骨、関節なら間接というようにそれぞれをバラバラにとらえて治療していたのですが、最近は骨や筋肉、関節、神経などの運動器を全体として捉えて治療しようという風に変わってきています。それがロコモティブシンドロームの考え方です。
加齢とともに衰えてくるのは、関節だけではありません。骨や筋肉なども、年齢が高くなるのにつれて次第に衰えてきます。すると生活の中でこれまで自分一人でできていたことができなくなって、自立した生活を送る事が次第に難しくなってしまうのです。
ロコモティブシンドロームの進行度はチェックする事が出来るので一度試してみて下さい。ロコモティブシンドロームになると生活の自立度が次第に低下してしまいます。自立度が低下するというのは簡単に言えば、自分の事が自分でできなくなってしまう事を表します。
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