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関節リウマチとはどのような病気ですか(2019-01-11)

関節リウマチとはどのような病気ですか

関節リウマチの原因はまだよくわかっていませんが、自分の体の一部を自分のものでは無いと認識してこれを攻撃する免疫の仕組みが関わっていると考えられています。

間接の中の滑膜(関節を包んでいる関節包という膜の内側のもの)が、異常に増殖する事によって全身の関節に炎症が起きる病気です。どの年代にも起きますが30代〜40代の女性に多く見られます。

関節リウマチは全身の関節に症状が現れますが、最初は両方の手や足の関節がはれて、特に朝方に関節がこわばるようになります。

朝方のこわばりは関節リウマチの特徴的な症状です。朝目が覚めた時に手足やからだが何となく動かしずらくなります。それでも手足を動かしていると次第に動きやすくなってきますが、関節リウマチの状態が悪いと朝方のこわばりが長く続きます。

関節リウマチによる関節痛は、左右対称に表れるのが大きな特徴です。右手が痛い時には左手も痛くなるので、この様な関節痛が起きたときには関節リウマチを疑います。

症状が進むと、全身の関節のこわばり・しびれ・はれ・間接痛などが現れてきます。さらに進むと関節が変形したり動かなくなったりします。関節リウマチは関節だけの病気ではなく全身の病気なので、からだのだるさ、食欲がない、体重が減った、発熱などの症状が見られます。

関節リウマチは早期の治療が大切です。手や足の関節だけで治まる事が多いのですが、全身の関節に症状が表れるようになると、基礎療法と薬による治療・リハビリテーション・手術・が必要になる事もあります。

基礎療法というのは、患者さん自身が病気を正しく知り、安静と運動、食事など、毎日の生活で守るべきことをしっかり行っていく治療法です。関節リウマチは一度発病したら、長く付き合っていかなければならない辛い病気です。そのため患者さん自身の生活の仕方がこの病気の治療で一番大切と言えるでしょう。

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